第7章 熾烈を極めし、雄英体育祭
「う〜ん…そうかな?でもそれより、四楓院さんの個性はUSJ事件で把握してるし、四楓院さんの個性があれば勝ち残れると思うんだ!」
「じ…実は私もデクくんと組みたかったんだ!チームを組むならなるべく意思疎通がスムーズにできる人がいいし!…でも、あと2人どうしよ…」
「私と組みましょ、1位の人!」
「わっ!?びっくりした!!」
突然目の前に現れたのは、障害物競走で発明品を披露したサポート科の女子生徒だった。彼女はゴーグルを外すと、さくらとデクに歩み寄る。
「私はサポート科の発目 明!あなたの事は分かりませんが、利用させてください!あなたと組むと必然的に注目度がNo.1となるじゃないですか!?そうすると必然的に私のドッ可愛いベイビーたちがですね、大企業の目に留まるわけですよ!それってつまり大企業の目に私のベイビーが入るって事なんですよ!」
すると発目は、様々な道具を取りだした。
「緑谷さんでしたか?…あなたにももちろんメリットはあります!サポート科は、ヒーローの個性をより使いやすくする装備を開発します。私、ベイビーがたくさんいますのできっとあなた方に見合うものがあると思うんですよ!」
発目が取りだしたアイテムと話を聞いて、何故か緑谷と話が合い、チームとして成り立ちそうだとさくらは感じた。そして残り1人を誘ったころ15分が経ち、第2種目が始まろうとしていた。
『さぁ起きろイレイザー!15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、フィールドに12組の騎馬が並び立った!!!』
『…なかなかおもしれぇ組が揃ったな…』
『さァ上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今、狼煙を上げる!!!!』
さくらは気合いを入れるように、額にハチマキをきつく巻いた。
「デクくん!」
「はい!」
「発目さん!」
「ふふふ…!!」
「踏陰くん、ダークシャドウ!」
「あぁ…」
「アイヨ!」
「よろしくお願いしますっ!!!!」
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