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鬼滅の心得 【鬼滅の刃】

第1章 始まりの章


鱗滝side

次の日の朝、目がさめると
朝餉のいい匂いがしてくる

『あっ!
おはようございます鱗滝さん』

「おはよう絢迦」

『勝手にお台所使わせて
いただいてごめんなさい』

そう言ってパタパタと動き回り
あっとゆうまに俺の前には
朝餉が並べられる

『朝ごはんをと思ったら
食材をみてビックリしましたよ』

困った顔で最後の汁物を
さしだしてくる絢迦

「これらはどーしたんだ?」

『鱗滝さんの所に寄るつもりだったから
昨日のうちに町で色々と
買ってきてたんです』

まるで俺がちゃんと食べないのを
知っているような口ぶりだ

「面目無いなぁ〜
それじゃあ、いただこう」

『はいっ。いただきます!』

「美味い!絢迦はいい嫁さんに
なるんだろうなぁ」

しみじみ感じた事を口に出す
歳をとったもんだ…

『なっ…///』

顔を真っ赤にして口をパクパクさせる
絢迦はさながら鯉のようで
つい笑いがでてきてしまう

「はっはっはっ、すまんすまん
相変わらずいい人はおらんのか?」

『もう、からかわないでください///
うーん…今は鬼殺隊としての自分で
いっぱいいっぱいなので…』

選べばよりどりみどりであろうに
本人が鈍いのだからどーしようもない

絢迦に想いを寄せる奴らに
心の中でそっとエールを送った


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