第3章 那田蜘蛛山
夜になり禰豆子も箱からでると
絢迦にさっそく抱きつき甘える
「こら、禰豆子!ダメじゃないか!」
「甘える禰豆子ちゃん、可愛い〜♡」
『大丈夫よ、炭治郎くん。私一人っ子
だったから妹ができたみたいで嬉しいもの』
「むっ……俺様も一人だぞ!」
「(こいつ変な所で張り合うなぁ)」
伊之助の言葉に心でツッコミをいれる善逸
『伊之助君も一人っ子なのね
私と同じだね』
「お、おぅ…///」
そんな伊之助にも笑顔で答える
「でもこんなに懐くなんて…
(母さんに見えてるのかな…)」
あまりの禰豆子の懐きぶりに
そんな事を思いながら絢迦をみる
「(本当に綺麗な人だなぁ…
それにとても優しい匂いがする…)」
絢迦は見られていることに
気づき微笑み返す
「(かっ…可愛い笑顔だっ///)」
炭治郎にとって淡い初恋となる