第41章 Bath Panick!〈櫻小路 椿姫〉
「FFHIが終わるまでは我慢するって決めてるの」
「えらい…!」
「そんな勇気を称えつつ、星羅に跳ぼう」
「ええええ!」
瑠璃ちゃん…ちょっと悲しそう…。何かあったのかな…。
「わ、私は…えっと、クリスマスに、その…」
「エッチ、した…?」
「えっと…うん…」
「良いなぁ。鬼道君は触ろうと思えばいつでもこの女神のおっぱい触れちゃうんだろうなぁ」
「え、ええぇ…?あ、そうだ、私、椿姫ちゃんのお話聞きたいなぁ、なんて」
こ、此処で私に振ってくるの…⁉︎確かに、明王君とは付き合ってるけど…そんなに恋人らしい事してないっていうか…。
「不動君がどんな風に王子様してるのか知りたい!」
『えぇっと…その…そういう雰囲気にならないと言うか…』
「え、まじで言ってる?」
「いや、でも不動君ならあり得るよ。だって結構ツンデレっぽいところあるじゃん」
『あはは…』
「でも、バレッタ貰ったんでしょ?」
『うん、誕生日プレゼントに、貰って、その後…』
うわあああ、思い出しただけで恥ずかしい…!その後、キス、されたんだぁ…。
「うわぁ…顔真っ赤っか…」
「洗いざらい履いてもらうからね〜」
『キス…して…』
「おお〜初々しい〜」
「ねぇねぇ、告白ってどんな感じにしてもらったの?」
『え、えっと…』
忘れはしない。文化祭の後夜祭だった。保険委員の片付けで遅くなってしまった時に、待っててくれていたんだっけ。後夜祭の花火を保健室で見る事になったんだけど…その時に言われたんだよね。
『シンプルに好きだ一言で…』
「へぇ、意外。もっと捻くれた表現使ってくるかと思った」
『その後、いっぱい…』
「キスしたんだ。はえ〜可愛いね」
「良いねぇ…なんか聞いてるこっちもニヤニヤしてきちゃうよね」
「本当!」
えええ…そんなものなのかな…?
「さて、そろそろのぼせちゃうし、上がろっか」
『そうだね』
皆でぞろぞろと上がって着替えた。洗濯機に今日着たものをぶち込んで洗剤を入れて回した。待ってる間、皆で牛乳を飲んで待ってることにする。
「ぷはぁ〜やっぱ、風呂上がりの牛乳って美味しいよね!」
『コーヒー牛乳…美味しい!』
「フルーツ牛乳も美味しいよ」
「だから私はえk「わああああああ」」
何故この流れで…?まぁ良いや。皆と楽しくお喋りできて楽しかったなぁ。また、こんな風にお喋りできたら良いなぁ。