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Break! 【イナズマイレブン】

第37章 FFHI III〈綾織 星羅〉


今から響木監督から運命の選抜メンバーが発表される。

「土方、飛鷹、緑川」

呼ばれた三人は元気よく返事して、前に出た。まだ、体育館内には張り詰めた雰囲気が漂っている。

「南雲、涼野、亜風炉」

あ、元ファイヤードラゴン組も全員選ばれたみたい。流石、中学時代のイナズマジャパンの強敵だっただけに、技術もパワーもピカイチだ。

「佐久間、不動、源田」

新帝国組も選ばれたみたい。源田君、次郎君も選ばれて良かった…。

「吹雪、風丸、綱海」

DF組が選ばれた。多分、吹雪君はDFとしても、FWとしても大いに活躍してくれると思う。風丸君はベテランのDFだし、綱海君も先輩として分かってる事も多い筈だから、きっと凄く大きな力になる筈。

「基山、豪炎寺、鬼道」

あっ…有人君が、選ばれた…!やった…!それに、乃愛ちゃんも瑠璃ちゃんもきっと安心してる。

「そして、キャプテンは円堂。以上がイナズマジャパンのメンバーだ」

本当は喜びたいけど…でも、残念ながら選ばれなかった人達だっている。その人達の為にも今は抑えるんだ。

「選ばれた16人には明後日から練習に参加してもらう為に今から資料を渡す。選ばれた者はこれから会議室に移動するから着いてこい」

マネージャーも説明の仕事があるので着いて行くけど、やっぱりまだ体育館の中には重苦しい雰囲気が漂っていた。

「星羅、瑠璃、椿姫。行くよ」
『うん…』

残された選手の顔を見る事なく、会議室へと向かった。

「これから、アジア予選までの詳細をマネージャーから説明して貰う。よく聴け」

前に出て、深く深呼吸する。

『それでは説明します。これから、選ばれた16人の皆さんには此処から少し離れた合宿場とグラウンドで日々練習してもらいます。住所については渡してある資料に書いてあります。明後日からは、合宿場での生活になりますので、自分で必要だと思う物を持参する様にして下さい』
「また、持参してはいけないものは特にありませんが、出来れば刃物などの危ない物はなるべく持ってこない様にお願いします」
『練習時間は、午前中は8時半から11時半まで。午後は二回に分けての練習となり、1時から3時まで。3時半から6時までです』
「因みに、朝食は7時から8時まで。昼食は12時から1時の間。3時から3時半までの間には差し入れが待ってるので楽しみにしててね」
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