第27章 Feel! 〈天晶 瑠璃〉£
パンツまで脱がされて、羞恥心というものを段々忘れてきた。こうなったらもうヤケで良いのかもしれない。
「痛かったら言ってね」
『うん?』
その瞬間にヒロト君の指が自分の膣に入ってくる。未だ嘗て感じたことのない違和感に若干顔を歪めつつも、快感が来るのが分かった。
『あっ…ん…』
「痛かったら本当にすぐ言って」
『だいじょ…ぶ…んっ…ふっ…』
胸を弄られている時とは全然違う快感。度合いも全く違う事に驚いた。
「瑠璃、ココ好きだね」
ある一点だけ集中的に攻められる。そこを掠めると、身体が異常な程反応する。
『あっ…そこ…んっ…!やだっ…!』
「じゃあもう一本」
追加された指に窮屈さを訴えても、大丈夫という顔で弄ってくる。指の数に比例して快感も倍増する。声を我慢するのが辛くなってくる。
『ああっ…そんっ…やあっ…!』
「気持ちいい?」
『うんっ…はぁ…も、声我慢できなっ…!』
「良いよ、皆の所からは離れてるから」
『で、でも…ふぅ…あぁ、んっ…』
皆の所から離れているとは言え、自分でもかなり大きな声を出してしまっている自覚はある。
「そろそろかな」
その言葉と同時に小さい正方形の密封された袋をヒロト君が咥えた。ビリビリと袋を破くと、中からツヤツヤしたものが現れた。
「これはコンドームって言って、避妊するのに使うんだ」
サラッと説明されるけど、結構重要事項な気が…。
『それで…どうするの?』
「これを付けた状態でさっき指を入れてた所に挿れるんだ」
さっきと同じくサラッと言うけど、ヒロト君のアレ、結構おっきいよ…?
『そんな大きいの…入らないよ…?』
「痛かったら言って、すぐやめるから」
でも、ここまで来たらやめたくない。ヒロト君が折角私の為に気遣ってやってくれてるのに、私だけはい、リタイアしまーす、と言う訳にはいかない。と言うか、自分の好きな人に好意を裏切るような事したくない。
『大丈夫…来て…?』
覚悟を決めると、先端が少し入ってくるのが分かった。どんどん押し進めてくる内に、窮屈さと痛みを同時に感じた。
『んっ…くっ…』
「瑠璃、大丈夫?」
『うんっ…だいじょ…ぶ…!』
その内、何か壁に当たる感覚がした。でも最奥地という感覚はしない。もう少し突き動かせば切れてしまいそう。
「ここが処女膜って言って、膜が張ってるんだ」