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Break! 【イナズマイレブン】

第3章 Burn! 〈朝日奈 乃愛〉


雷門中に向かうと、結構人が沢山いて、観客席も結構埋まっていた。流石、フットボールフロンティアで優勝しただけある。

「朝日奈」
『あ、豪炎寺。おはよっ!』
「ああ、おはよう」
『試合見てるから!頑張ってね!』
「ああ」

試合前に会えただけて心拍数が高くなる。普通に振る舞うのも結構精一杯だったりする。試合が始まると、両者譲らない戦いになっている。でも、相手がディフェンスをミスって豪炎寺が駆け上がる。

『頑張れっ!豪炎寺!』
「お姉ちゃんもお兄ちゃんのこと応援してくれるの?」
『え、お兄ちゃん…?』
「うん、お兄ちゃん!」
『もしかして…豪炎寺の妹⁉︎』
「うん!夕香だよ!」
『かっ…可愛い…!お姉さんも一緒に応援していい?』
「うん!」

まさか豪炎寺にこんな可愛い妹さんがいたなんて!妹さんと一緒に応援しよう。豪炎寺が120%の力で試合ができるように。最後に星羅とお友達の鬼道君とのプライムレジェンドが決まって、元雷門チームが勝利を収めた。

『やったね!夕香ちゃん!』
「うん!」
「朝日奈!夕香もいたのか」
「お兄ちゃん、カッコ良かった!」
『ねー!』
「や、やめろ…」
『そうだ、お弁当作ってきたの。食べない?』
「良いのか⁉︎」
『夕香ちゃんも食べる?』
「うん!」

自分の分って思ったけど、この二人に食べてもらえるなら私の分なんて良いや。好きな人に食べてもらえるのが、何より嬉しいから。

「美味い」
「お姉ちゃん!美味しい!」
『ほんと⁉︎良かった!』
「お姉ちゃんのお名前、聞いてなかったから、教えて?」
『あたしは朝日奈 乃愛って言うの。お兄ちゃんと同じクラスなんだよ』
「そうなんだ!」

小さい子って本当に可愛い…!私には妹がいないから、こういうのってなんだかむず痒いかも。でも、あったかい。

『そうだ、言うの忘れてたね。豪炎寺、おめでとう』
「ああ」
「ねぇ、お兄ちゃん!夕香、乃愛お姉ちゃんと遊びたい」
「お、おい…夕香…」
『全然良いよ!あたしも夕香ちゃんと遊びたい!』
「悪いな」
『全然!夕香ちゃん!どこで遊ぼっか?』
「夕香ね、大好きな場所があるの!」

手を引っ張って案内してくれるみたい。

『豪炎寺。先に行ってるからさ、休んだら来てよ。多分知ってるでしょ?』
「ああ。夕香を頼む」
『任せて!それじゃあまた後でね!』
「ああ」
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