第71章 クマ再び
「わわわ…悪かった、わかってたんだけど口が勝手に今…滑ってよ!!!お…おれだって聞きたくねェよ!!そうだ、おれ!!『ワンピースについて知ったら死ぬ病』だったァ!!おいおっさん、何も喋んじゃねェぞ!!」
ウソップだって本気で聞いたわけじゃないはずだ。全てを知ってる人が目の前にいたら、気になってたことだからなおさら反射的に聞いちゃうよね。
「やれるかキミに…|偉大なる航路《グランドライン》はまだまだキミらの想像を遥かに凌ぐぞ!!キミにこの強固な海を支配できるか!?」
「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」
「………………そうか……」
「やっぱり私、モンキーちゃんのファンだわ。」
ルフィが支配だなんて想像できない。きっとルフィが海賊王になったら、世界の流れが変わるだろう。海賊王が新たに生まれたということもあると思うけど、そういう海賊らしかぬ考え方?がとても好き。
「船は…41番GR(グローブ)だったか。私が勝手に行って来よう。キミらどうするね?島にもう『大将』が来ているかも知れんが。」
「ここにいても迷惑がかかるから、じゃあどっかで…ショッピングする?」
「ほのぼの人生(ライフ)かお前!!!追われてんだ、身を隠すんだよアホめ!!」
「そうだな、おれ達が一緒にいたらそこに追手が来るかも知れねェ。スムーズに作業して貰う為には、おれ達は町で逃げ回ってた方がいい…」
「じゃあおれ達ァ適当にバラけて、仕上がりの時間にそこへ集合でいいだろ。」
「計画的に集合とかてめェ…どの口が言うんだ。」
まぁゾロは誰かと一緒にいて貰うとして…お世話になった、なる人達の迷惑になるなんて本意じゃない。ショッピングは流石に目立ちすぎるでしょ…