第70章 ヒューマン・ショップ
ルフィに1番言ってはいけない言葉を投げかけたな、シャッキーさん。もちろん私達は今までも全力でルフィを抑えてきたつもりだけど、そんなんじゃ止まらないくらい自由なんだもの。それが吉に傾けばいいけど、そうじゃない時も多かった。ほら見て、ルフィってば見たこともないくらいいい笑顔で返事してる。今から嫌な予感がする……
「着いたぞ〜〜〜!!“シャボンディパーク”!!!」
「おっさん探す気あんのかよっ!!!」
そう、結局向かった先はシャボンディパーク。いやそれは私も行きたかったから異論はないけども。まぁでも海軍だって忙しいんだから、こんなテーマパークにまでいることはないか。
「だって職人のおっさん、ここが好きだってオバハン言ってたぞ。」
「無法地帯にいなかったらって話だろ!!」
「わ〜〜…!!観覧車〜♡こんな近くで見たの初めて〜〜〜〜…♡」
ケイミーもとっても嬉しそうだ。気になるところは値段くらいだけど…さすがに全部出せってことにはならないだろうが…それにしても遊園地だなんて、こんな世界にもあったんだなぁ…としみじみ思う。来たからにはやっぱり楽しまなきゃ。
「よーし!!じゃあお前ら!!遊ぶぞ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「「「「おおおおお〜〜〜〜!!!」」」」
「探す気ねェんじゃねェか!!!」
「わ〜〜い!!」
「ケイミー!!お前は入らせねェぞ!!!」
「断じて入らせん!!!」
目くじら立ててケイミーを叱るパッパグとハチ。遊園地行くことが夢と言っていたケイミーに、ゲート前で待機するっていうのは酷なんじゃないだろうか。中には海軍もいないだろうし、敵もわざわざ遊園地にまで現れないだろうし、強いルフィ達もいるからって言ってなんとか納得させた。