第69章 世界貴族
「よ〜〜し!!おめェら!!どんどんいけ、どんどん食ってくれ!!」
「おう、どんどん焼け!!食い尽くしてやる!!」
「おい人魚、コッチも追加だ!!」
「はい、ただいま〜〜〜!!」
ふーふーして1個ずつ口に含む。普通のタコ焼きより本当に美味しいのだ。タレが違うのかな…あっちの世界では超有名店とか、普通のタコ焼きより3倍くらい大きいタコ焼きのとか色々食べてきたけど…これは抜群に美味しい。なんて浸ってると…
「オ〜〜イ!!おめェらァ〜〜〜〜〜!!!若旦那〜〜〜〜!!!待て待て〜〜っ!!!あいさつナシってそりゃないぜーーーーっ!!!ハンサム…!!あっ!!間違えた!!!デュバルだぜーっ!!!」
船後方から凄い勢いで追いかけてくる奴らがいた。デュバルって名乗ってることから、さっきサンジがボコボコにしたボスだってことは分かったが…似て似つかない顔をしてる。
「えーー!?アレ…あいつか!?」
「…骨格変えてやったんだ、もう何も言われる筋合いはねェだろうよ!!」
そんな簡単に骨格変えたって…整形外科とかそんなもんいらなくなっちゃうじゃん。でも、あの顔は確かに前よりはスッキリしたけど、イケメンとは言い難いな…デュバルは歓迎もしてないのに勝手に船の近くに寄せると、たいそう嬉しそうに話し始めた。
「いや〜!!黒足の若旦那!!ボッコボコに顔面蹴られあの後、意識を取り戻しておれ達も〜びっくり!!こん〜なハンサムにして貰っちまって!!もう自分でウットリ♡コレ女子が放っとかねェべよ。人生バラ色ぬらっ!!!みたいな!!アハハハハ!!すぐにでもまたのんびり田舎に帰りてェとこなんだが、恩人達に恩を返さず帰った日にゃ寝覚めが悪ィってんでね!!!この海域は初めてだろ!?何かおれらでお役に立つ事があれば何なりと申しつけて欲しいん…だ!!!」
「慣れてねェならウインクすんなよ…」
おう…これまた濃いキャラがまた濃くなったものよ。言っちゃちょっと失礼かもしれないけど、この人顔面はまぁ…昔のイケメンキャラみたいにはなったものの、性格がブス…何だろうなぁ。