第9章 VS道化のバギー
こうして私達はオレンジの町から出て、新たなる冒険に旅立つのだ、が。
「あれ…そういえばルフィ、私が渡したお宝は?」
「うん?あれか!あれは置いてきた。」
「え!!?」
そんな清々しい笑顔で言われても困る!!ナミをそ〜っ、と見ると。やはり顔を般若にさせて怒ってらした。
「何ですって、宝を置いてきたぁ!?あんたには半分預けておいたのよ!?五百万ベリーよ!?」
「あぁ、だって町ぶっこわれて直すのに金がいるだろ。」
「あれは私の宝なの!!!」
ナミはルフィを船の外へと投げ出そうとしていた。ルフィは慌てて反抗する。
「やめろ!!おれは泳げないんだ!!欲しけりゃもっかい取ってこいよ!!」
「そんな事できるか!!次やったら殺すわよ!!」
「だははははは…!!」
おーこわ。ナミは怖いねぇ。さてと、ルフィから預かった帽子でも直しますか。実は私凄い不器用なんだけど、ダダンの家で雑用やってたときに鍛えられて、結構上手くなってんだよねぇ。こればかりはダダンに感謝だな。