第9章 VS道化のバギー
周りをやっとみて気づいたみたい。ルフィに担がれたゾロを指差すと、3人組は驚きと恐怖で声をあげて海へと逃げていってしまった。どんだけ怖がってんの。
「……どういうこと?」
「あー、ちょっとここに来るときに色々と…」
「何よそれ。」
「まあいいじゃねぇか。よし、行くか!って、お前その帆バギーのマークついてんじゃねぇか。」
「だってあいつらの船だもん。そのうち消すわ。」
ナミはナミでバギー一味の船に乗り込み、船出する。また仲間が増えたな。この町ともお別れだなぁ、そう思ったとき。
「おい待て小童共!!!」
「町長のおっさん!」
目が覚めたんだね。私達が逃げてから早々たってないのに、ここまで走ってきたのか。
「すまん!!!恩にきる!!!!」
涙を流しながら、それでも笑顔でそういったブードルさん。短い言葉だけど、それでも気持ちは充分に伝わってきた。
「気にすんな!!楽にいこう!!」