• テキストサイズ

異世界人の冒険

第68章 ボスの素顔


順調に楽しく歌を歌いながら目的地へ向かっていると、先導してくれていた魚達が逃げ出した。みるみる魚達が引き返していくのだ。

「え?」

「どうしたケイミー。」

「魚達が…『悪いけどここまで』だって…」

「うわ来た!!『トビウオライダーズ』!!」

「どこに!?何も見えねェぞ!!?」

「違うよ!!海じゃなくて!!空!!!」

ケイミーに言われて空を見ると…トビウオ?に乗った人が空を飛んでいた。空からの奇襲だなんて…そもそもトビウオってそんな空飛びます??そのままサニー号に突っ込んで攻撃を仕掛けてきた。

「危なかった!!」

「また来るぞ!!」

「気をつけて!!あのトビウオは、海から飛び出て5分は飛行できるの!!」

5分て……トビウオって普通そんな飛ばんでしょ。まぁそもそも普通のトビウオだったら、背に人は乗れないか。

「トビウオ………どっか行った。」

「明らかに攻撃態勢をとってたがな。」

「何か通信が入ってたみたいよ。撤退命令でも出たのでは?理由はわからないけど…」

「乗ってみてェなあのトビウオ。5分も飛ぶのか!!」

「とにかくこれから行く場所に…あのトビウオ達がいるんだな。戦闘には準備が必要だな。まさか空から来るとは…」

「大砲を甲板に出せねェか!?そしたらおれが撃ち落としてやんのに!!」

「よしきた。」

空飛ぶトビウオねぇ。まぁそら飛んでるのが機械とかじゃなくて生き物だっていうのに少しは抵抗あるものの…トビウオさえ何とかして陸上戦に持ち込めれば…
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp