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異世界人の冒険

第66章 2人目の七武海


「………いくぞ、“骨風船”!!!」

「え!?……おい!!その技、重ねていいのか!!?」

「お前、『2(セカンド)』だけでこの前どんな目にあったか覚えてねェのか!?ルフィ!!!」

「本当にムチャだ、ルフィ〜〜!!!」

「体がブッ壊れるぞォ!!!」

仲間達の心配する声が響く。確かにあの時、セカンドでボロボロになってたけど…あれはルッチの技を連続で食らってたからで。まぁどっちにしても体に大きな負担を与える技ではあるけど。

「“ゴムゴムの巨大の(ギガント)JET砲弾(シェル)”!!!」

自分の胴体に空気を入れて体を大きくしたルフィ。そのままモリアのお腹へ攻撃をすると…またモリアの口から影が出ていく。しかし、モリアは今度は自分の口を手で塞いで影が逃げることを阻止し始めた。

「帰って来ーい!!!私の影〜〜っ!!!聞こえないの!!?私の影!!!生まれた時からずっと一緒だったじゃないの!!!この世に生まれたんじゃない!!!帰ってきなさいよ!!!3年間ずっとあんたの入ったゾンビを探してたのよ!!!今そこにいるんでしょ!!?聞こえてるなら帰って来い!!!帰って来…」

「ローラ船長もう影に入ってくれ!!!体が無くなっちまう!!!」

頭をシューシュー言わせて叫び始めた船長。頭の半分近くまで消滅しかけてて、お仲間が何とか影に連れ帰っていた。

「……だってくやしいじゃない!!そこにいるのに!!!」

「……!!確かに…今…モリアの中におれ達の影全員いるんだろうな……目の前にいるなんてこんなチャンスもう二度と来ねェ…!!!とはいえ…相手が七武海じゃあ…」

「………!!帰って来い!!おれ達の影〜!!!」

「「「「「帰って来いっ!!帰って来い!!!帰って来いっ!!帰って来いっ!!!」」」」」

船長の声で、みんなが声を合わせて帰って来いコールを始める。この声で影が戻ってきたら世話ないんだけど…そっか、3年は確かに長いね。
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