第64章 巨大なバケモノ

「やったろうじゃねェか、対怪物用砲弾で！！！」

「先手必勝！！さっきのは小さすぎたみてェだ！！フランキー頼む！！！必殺“特用油星”！！！」

「オウ、よしきた。」

ウソップがカブトでフランキーの頭上に油が入った弾を放つ。フランキーは弾に口から火を吹き、見事油が炎に包まれた。ただの炎ではなく、それは火の鳥の形になりそのままオーズへ飛んでいった。

「変化！！“スーパーサイズ火の鳥星”！！！」

「どわっ！！あちちち！！」

「今の内だゾローーー！！！」

ウソップの火の鳥でオーズが怯んでるうちに、チョッパーが走ってきたゾロを、手を足場にさせて上へ放り投げる。

「“三刀流”“大・仏・斬り”！！！」

「くらいやがれ！！！“ジェンガ砲”！！！」

飛び上がった塔の上から均等に斬っていくゾロ。それを下から、まるでダルマ落としかのように1つずつオーズ目掛けて蹴っていくサンジの連携技だ。見事1つはオーズの腰に入ることに成功したが、その他の瓦礫はパンチで投げ返される。

「どわァ〜〜！！！塔が飛んでくる！！」

「しまった！！利用されちまった！！！おい！！ケガねェか！！？」

飛んできた塔はキレイにみんなに当たらなかったみたいで全員無事だ。飛んできてる中、ウソップに頼まれて瓦礫と瓦礫の間に武器を仕込む。

「ウソップ！！準備出来たよ！！！」

「よし！！……新兵器…“クワガタ”…！！！」

ウソップの武器のパチンコを、そのまま大きくしたようなものが出来上がった。弾を人間にして飛ばすつもりなのか何なのか…

「準備はいいか！？ウソップ！！」

「いいけどお前、これシャレで作ったんだ！！後どうなっても知らねェぞ！！」

「大丈夫だバカヤロー、今週のおれは特にスーパーなんだぜ！！」

「………何を根拠に………」

「ほんじゃ乗れ！！！」

「おおよ！！思いっきりどてっ腹に頼むぜ！！」

「いけ！！“必殺鉄人彗星”！！！」

フランキーがオーズに向かって飛んでいった。思ったより勢いよく飛んでいったが、フランキーの謎理論によるとスーパーらしいから大丈夫だろう。飛んでいった場所はちょうどモリアがいるオーズのお腹。これはフランキーの攻撃が直撃するだろうと思った矢先、誰も想像してなかったオーズの素早い動きで避けられてしまった。