• テキストサイズ

異世界人の冒険

第8章 海賊泥棒


「上策だな…このおっさんほっといたら間違いなく死にに行く気だ。気絶してた方が安全だろう。」

「ゾロまで…」

「無茶すな!!」

ナミの忠告は絶対に聞いてないな。ナミがそういった瞬間に、バギーに向かって叫びだしたんだから。

「デカッ鼻ぁ!!!!」

あ、これって禁断の言葉なんだっけ?なんかアルビダの時といい、禁断の言葉って流行ってんのかな?

「ハデに撃て!!!バギー玉ぁ!!!」

案の定、ものすごく怒ったバギーが部下にバギー玉を要求する。この距離で撃つの?でも目の前にはルフィがいるし、とりあえず横にいた位置をルフィの後ろへと避難する。

「消し飛べぇ!!!」

「何言い出すのよバカァ!!!」

「おいルフィ、なまえ!!逃げるんだ!!吹き飛ぶぞ!!!」

「大丈夫大丈夫。」

「はぁ!?」

慌てたナミはすぐに横に逃げ始めた。ゾロもゾロで逃げようとしたが、ルフィと私が動かないことをきにしてか、その場に留まっていた。やっさしいなぁ。

「そんなものがおれに効くかっ!!ゴムゴムの…風船っ!!!」

大きく風船の様に膨らんで、爆発するのを防いだルフィ。実はどうやるのかはしらなかったけど、でもやっぱりルフィはどうにかしてくれた。さすがである。

「何だあいつは!!?まさかバギー玉を…!!弾き返しやがった!!!」

「………お前、知ってたんなら先に言えよな。」

「ん?知らなかったよ?」

「あ?じゃ何で避けなかったんだ。」

「だってルフィを信頼してるからね!」

「おう!!」

「……ったく。」

弾き飛ばされたバギー玉を食らって酒屋は完全崩壊する。ざまぁ。

「よっしゃ!!敵が減った!!やるか!!」

「あんた一体なんなのよ!!」

「人騒がせな…」
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp