第60章 ようこそ、ゴースト島へ
「ヨホホホ!!!ハイどうもみなさん!!ごきげんよう!!!私この度この船でご厄介になる事になりました、“死んで骨だけ”ブルックです!!!どうぞよろしく!!!」
「「「ふざけんな!!!何だコイツは!!!」」」
こちらでは手に負えなくて、結局ブルックを船に上がらせてしまった。でも見たところ私達を呪おうなんて思ってなさそうだし、騙してるようには見えない。後はしっかりしてる者達に任せよう。と、思ったがとてつもなく怒られてしまった。
「ガイコツだーーーーーーっ!!!」
「ガイコツが喋って動いてアフロなわけがねェ!!!これは夢だ、絶対夢だ!!!」
「ホントか!?よかった、夢かー!!」
「悪霊退散、悪霊退散!!」
「ごめん、夢じゃないんだ……」
「おや、美しいお嬢さん!!パンツ見せて貰ってよろしいですか?」
「見せるかっ!!!」
本物の動いて喋るガイコツを見て震えて怖がるウソップ、チョッパー。冷静に現実だよ、と教えてあげればさっきよりも顔が青くなり申し訳なくなる。ナミもさっきまで怖がっていたというのに、ブルックのセクハラ発言にいつものツッコミがさく炸裂する。
「おいルフィ!!!こいつは何だ!!」
「面白ェだろ、仲間にした。」
「したじゃねェよ、認めるか!!!おめェらは一体何の為についてったんだ!!?こういうルフィの暴走を止める為だろうが!!!」
「面目ねェ。」
「だったらゾロが行けばよかったじゃん。」
「あァ!!?」
「……ゴメンナサイ。」
ブーブー、と文句を言えばゾロお得意の睨みをきせられて怯む。だって私じゃルフィの暴走を止められることできないんだもん…そんなことだったら止められる人が行けばよかったじゃん
「ヨホホホ!!まあそう熱くならずに!!!どうぞ船内へ!!夕飯(ディナー)にしましょう!!!」
「てめェが決めんな!!!」
結局ブルックの言う通りご飯の仕度を始めたサンジ。キッチンへブルックを通し、好きなところへ座る。私はブルックと対面のところへ座った。