第59章 新しい仲間と船と
「ヨホホホ、オヤオヤ手厳シィーーー!!!骨身しみました!!ガイコツなだけに!!!」
「うるせェっ!!!」
「うははははは!!お前うんこでるのか?」
「それ以前の疑問が山程あんだろ!!!」
「あ、うんこは出ますよ。」
「答えんな、どうでもいいわ!!!」
「……ん、ふふふ…っ」
テンポのいい切り返しに何か笑えてきた。怖いはずなのに、意外にこのガイコツさん親しみやすさがあるかも…
「まず!!お前は骨だけなのになぜ生きてて喋れるのか、お前は一体何者なのか、なぜここにいるのか、この船で何があったのか、この海ではどんな事が起きるのか全部答えろ!!!」
「そんな事よりお前、おれの仲間になれ!!!」
一瞬だった。あまりにもサラッ、と誘うものだから止める暇もなかった。え、という乾いた声しか出ない。
「ええ、いいですよ。」
「うおおおおおおいっ!!!」
「…………………うそ、」