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異世界人の冒険

第59章 新しい仲間と船と


「『ソルジャードックシステム』!!チャンネル『0』!!コーラエンジン『外輪船(パドルシップ)』サニー号!!!」

「進めーーーっ!!!」

サニー号の横から出た車輪でどうにか嵐でうねった海を超えることができた。やっぱり実感するのはメリーと違って設備全部がパワーアップしてて、グランドラインを渡るには必要な船だということだ。

「越えた……」

「越えたはいいが…何だこの海。」

「霧が深すぎて不気味な程暗いな。」

そうなのだ、大嵐を抜けたと思ったらあたりは深い暗い霧がたちこめていた。薄気味悪くて、今にも何か出てきそうな雰囲気だ。

「…………もしかして……例の海域に踏み込んだって事かしら…まだ心の準備が…!!」

「お!?もう魚人島に着くのか!?」

「いや、その前にオバケが出る海だ!!」

「そうだ、気ィ抜くなよ…まさにこの海域はもう…あの有名な“魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)”何もかも謎に消える怪奇の海だ…!!!」

そうか、ウソップはあの時はいなかったんだっけ。一応気にしてはいたけど…私達運いいからこんな海域入らないでしょ、なんて思ってたんだよね。普通に入っちゃったな…

「え…オ…オバ…オババ…オバ、」

「オバケ出るんだここの海。」

「ふざけんなーーー!!!何だみんな知った風だな、おれァ聞いてねェぞそんな話〜〜!!」

「ココロばーさんが教えてくれたんだ。生きたガイコツがいるんだぞ。」

「そりゃお前のイメージだろ、ムダにビビらせてやるなよ。いいか、ウソップ。この海では毎年100隻以上の船が謎の消失を遂げる…さらに死者をのせたゴースト船がさ迷ってるってだけの話だ。」

いや。ムダにビビらせてるのはサンジじゃん。わざわざマッチで火まで灯して、何か怖い感じに話してるし…案の定、麦わらの一味イチの怖がりのウソップが涙を流して悲鳴をあげる。
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