第59章 新しい仲間と船と
私達女3人を残して男達はフランキーを迎えに行った。迎えに行ってしばらくして、町のほうが騒がしくなり、騒がしいと思えば今度は何かが廃船島に吹っ飛んできた。
「………うわっ!!!?」
降ってきたのはフランキーで、頭からガラクタの山に突っ込んだ。それはいい、それはいいのだが問題は…何も下を履いていないということだ。思わず引き攣った声が出て、プイ、と顔を背ける。
「フランキー!!船!!ありがとう!!!最高の船だ、大切にする!!!」
「ああ、お前らの旅の無事を祈ってる。」
いつの間にか帰ってきていたルフィとチョッパー。その手には何とフランキーのパンツが。お前か盗ったのは…確かに無理矢理って言われたけど、言われたけどその手段はどうかと…
「このパンツ!!!返して欲しけりゃおれ達の仲間になれ!!!!」
町の人達は多分パンツ履いてない状態のフランキーを追っかけて来たのだろうか。野次馬が多く、フランキーに対して暴言を吐いていた。しかしフランキーは気にせず、しっかりとルフィを見ている。
「パンツを返せ!!麦わら。」
「じゃ、仲間になれ!!!」
「バカいえ…パンツ取ったくらいで!!おれを仲間にできると思うなよ!!」
パンツ取ったくらいじゃダメか…でも早くそれしまったほうがいいと思うよフランキー。その時、
なんのその 男は裸百貫の
波に向かって立つ 獅子であれ
私達から背を向け、波まで味方にしてポーズを決めるフランキー。そんな堂々とそれ見せなくてもええやん…なんか光ってるし…
「甘かった……!!何て気が強ェんだ、あいつ!!男の中の男だ!!!」
「ただのど変態でしょうが!!」
「手荒でよければ手を貸しましょうか?」
そうだ、男の印を堂々と見せてるだけの変態だぞ。何で抵抗がないのかが疑問ではあるけど。見ていた町の人達もキャーキャーと悲鳴をあげていた。すると、ロビンがそういい…何と、能力で自らの手でフランキーのモノを握ったのだ。