第58章 再会
「アーニキ〜〜!!」
「呼んできたわいな〜〜〜!!」
「おお!!でけェのがあるぞ!!」
「あれかーーっ!!」
「おーーーい!!来たぞー、フランキー!!!船くれーーっ!!!」
奥に大きい布が被せられている者がある。多分あれが船なんだろう、メリー号より数倍大きい。船に近づいた時、寝ていたアイスバーグさんが起きてきてくれた。
「ンマー来たな…あいにくフランキーは外しててな。だが船は出来てる、おれが代わりに見せよう。この船はすごいぞ、図面を見た時目を丸くした。あらゆる海を超えて行ける。この船なら世界の果ても夢じゃねェ。フランキーからお前への伝言はこうだ、麦わら。」
「早くみせてくれーーーっ!!!」
「『お前はいつか“海賊王”になるんなら!!この“百獣の王”の船に乗れ』!!!」
「「「うおーーーーーーーっ!!!でけーーー!!!かっこいい〜〜〜〜〜!!!」」」
アイスバーグさんが布を取った。現れたのは綺麗な赤が目立つ大きな船だった。これは…予想以上に大きいし、広そうだし、機能も期待できそうだ。
「色々飛び出しそ〜〜〜〜〜!!!」
「うおお、コレくれるのかーー!!?」
「何もかもが大きい……」
「へえ…メリーの2倍はあるな!」
「おっきな縦帆!!“スループ”!!?」
「キッチン見せろ!!キッチン!!」
「立派な船…!」
こんな素敵な船を見て興奮しない人はいないわけで、みんなすごく喜んだ。早速先頭を切ったルフィ、チョッパーに続いて私も甲板へ上がる。
「芝生の甲板だ〜〜〜!!!」
「すべり台〜〜!!」
「凄い!!ブランコまである!!」
「ガーデニングもできそうね。」
確かにこれは、あの時フランキーが言っていた夢の船だ。遊び心満載の、フランキーらしい作品だ。まだまだ絶対に何か仕掛けがあるし、ドキドキさせてくれそうだ