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異世界人の冒険

第58章 再会


フランキーの仲間への加入に反対する者はいなかった。船が出来たと報告が来たので、ログも溜まったし私達はウォーターセブンを後にすることに決めた。

「お前ら、ウソップの事はちゃんとハラを括ったな!?これが“筋”ってもんだ…」

「……分かった。」

ウソップの事はしょうがない。待ってもここに現れなかった。海岸で練習してたってことは、いつかは現れると思ってたんだけどな…

「おい、いつまで落ち込んでんだ。最初からその額すげェぞ。」

「うるせェ!!!何でおれだけ絵なんだよ!!!これのどこがおれだ!?あァ!!?」

「そんなもんだぞお前は…」

「△□✕〜●※◇♨️✱〜✖✸」

「言葉にしろ、わからねェ。」

「笑われるんだ…おれは。世界中のレディーから。」

サンジはさっきからそんな感じだ。サンジの手配書だけ写真ではなく手書きだったのだ。普通の手書きだったら文句は言わないのだろうけど…なんていうか、元々は結構カッコイイのにそれが全部台無しになってるような…酷い顔の手配書だった。

「ダマされた…町の雑誌の記者だって言ってたのに。かわいく撮れてるからそれはいいけど、とうとう私も賞金首か…」

「おれだって海賊だぞ!!!ちゃんと男らしく戦ったんだ!!!もの申すぞ50ベリー!!」

「まー、次頑張れよ!」

ナミはビキニを来て可愛くキメポーズをしてる手配書が印刷されていた。でも普通に落ち込んでるのは手配書が出てしまったからだと思う。チョッパーは…頑張ってくれたのだろうけど、賞金額が低すぎるからだろう。むしろそんなに低いなら手配書でなくてもいいんじゃないかというレベルである。

「急ぐんだわいな!アニキが待ってるわいな。」

「もう行っちゃうのー?海賊ねーちゃん達。」

「チムニーも色々ありがとうね。」

「忘れ物すんなよーー!!!船とフランキー貰って出航するぞ。」

「サンジが動かねェ。」

「放っとけそんなぐるぐる。」

「あァア!!?」

荷物を全部持って、お世話になった仮本社を後にする。フランキーに船もらったらすぐに出航…それまでにウソップが行動してくれるといいけど。モズとキウイに案内された場所に付くと、職人さん達が雑魚寝をしていた。
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