第58章 再会
「ご…ごごご、ごめんなさい、ちょ…調子に乗りました。恥ずかしい、穴があったら入りたい!!あ…あなたに会って僕、ちょっと気が大きくなっ…!!!」
「コビー!!!おれと戦うんだろ?だったらそんくらいなれよ!!当然だ!!!」
「……!!!た…大将ですよ…?」
「大将がどうしたの?今の君達じゃ、ルフィ達に敵わなかったでしょ?」
「今度会ったら……おれ達はもっと強ェぞ。もっとスゲェ!!!」
コビーが強くなるって分かる、ルフィもそう信じてる。コビーはそんなルフィを見て涙を流した。
「何だ、泣き虫はなおってねェなコビー。」
「お三方に今日また会えて本当によかった…!!!僕ら…!!!もっともっと強くなりますから!!!必ずまた!!!“新世界”で会いましょう!!!」
「覚悟してやがれ!!お前らァ!!!今にドギモ抜いてやるぞ、ひぇっひえっひぇ!!!」
気合を入れ直したコビーとヘルメッポ。今日会えたことで、また海軍将校になる夢に迷わず追いかけていけるだろうか。2人はずっと姿が見えなくなるまで叫び続けながら帰っていった。
「…ルフィ、お前また…とんでもねェ敵を生み出したんじゃねェか?」
「コビーはやる男だ、おれは知ってんだ。しししし!!」
2人を見送った後、ナミ達がいるという社内プールに向かった。用意してくれたガレーラTシャツで行ったらナミに物凄く怒られて、着替えさせられた。薄ピンクの、フリフリの水着だ…ロビンはそのままでも何も言われてないのに何故…
「うん!やっぱりなまえは肌が白いから、可愛い系は似合うわね!!」
「……ありがと…」
私としては胸が強調されない服がとても好ましいのだが……もういいや。何かこうやって着せ替えみたいになるのも久しぶりだし、平和な証拠だよね。
「んナミさ〜〜ん♡なまえちゅわ〜〜ん♡水水肉が焼けたよ〜!!!」
「はーーーーい!!」
「んががが、いいニオイらね!!」
「ばーちゃんスゴーイ!!!」
ココロさん達とビーチボールで遊んでいたら、BBQの準備をしていたサンジに声をかけられた。ココロさんはいち早くプールから回転しながら跳ねて陸へ着地をした。ここの世界のお年寄りってみんな元気だなぁ…