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異世界人の冒険

第54章 司法の塔


結局部屋に入ってきた役人は怪しみ、そげキングがいることがバレてしまった。しかし後ろの車両に知らされる前にそげキングが攻撃をして事無き事を得た。

「ナイス、そげキング!!」

「ふぃ〜…危なかった!!」

いや、逆にバレなかった方がおかしいってあれは!!とは思ったけど、来たのが1人で本当によかった。しかしロビンは無言で立ち上がって後ろのドアへ向かっていった。

「え、ちょっとロビン!?」

「おいおい待てロビン、そっちへ行ったら!!」

2人で止めるも虚しく、ロビンはCP9がいるドアを開けてしまった。そこにはちょうど敵対するサンジ達とCP9がいて…見つかってしまった。

「ロビンちゃん!!!よかった無事なのか、ケガは!?何もされてねェか!!?コイツらすぐぶちのめすからよ!!今度こそ一緒に皆んトコ帰ろう!!」

「何てこったー!!せっかく外から回り込んだのに!!せっかく役人倒したのに!!」

でもサンジとフランキーの2人がここにいるってことは、ワンゼと第3車両の敵を倒したってことだよね。流石すぎた、と言ってもここにいる人達は多分段違いに強いだろうから…なるべく戦闘せずに逃げたいところではある。

「えっ、うげェっ!!!」

「ウソップ!!!」

ロビンの能力でサンジの前にそげキングを投げ飛ばした。びっくりした、ロビンが仲間に手を出すなんて…

「ロビンちゃん…何すんだ!!?」

「口で言ってもわからないでしょ…?」

ロビン、本当に理由が分かってないと人が変わったように見える。でも、そんだけ言うのも結果的には私達の為だと思っての行動であって…それが間違ってるってことを分かって欲しいのに…

「フランキー君!!第3車両を切り離したまえ!!!」

「!?何すんだよ!!!」

「逃げる!!!」

「逃げる!?」

確かに戦闘しないで取り返したいとは思ったよ?思ったけど逃げるって…ロビンはどうするの?色んな疑問が飛び交ったけど、ウソップがロビン置いて逃げるなんて考えるはずない。

「おい、どういうこった。」

「君も、なまえ君も急ぎたまえ。勝負は一瞬だ!!!“そげキーング煙星(スモークスター)”!!!」

出た、ウソップの煙星。反射的に動きが止まりそうになったけど、こっちに向かってきたウソップの後に続いて遅れないように走っていく。
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