第53章 海列車
「ちょ、ウソ……そげキング!!いいって!!」
「……!!!わかってないのはあなた達の方よ!!!私は助けて欲しいなんて欠片も思ってない!!!勝手なマネしないで!!!!」
「何ィ…!?」
「何を騒いでるニコ・ロビン。」
ヤバイ、大声出しすぎだよそげキング…。役人さんが来たってことは聞かれてたってことだよね。誰か来るから、バレないように早くどこかへ……前の方の席の影に隠れることにした。調べられたら終わりだけど…
「…………どうした、今さら貴様の運命に泣き喚いても命が救われるわけでもないというのに…」
「何でもないわ………」
あれ、隠れて思ったけどそげキングはどこ?上手く隠れられたのか…?そっ、と様子を見てみると、いかにもザコそうな役人とロビンが話をしていた。……え、まさかロビンのコートの中に隠れたの!?
「何でもないから一人にしてちょうだい。」
そげキングーーー!!!お前何ロビンのコートに入って勝手にジェスチャーしてんだよ!!役人の人もユニーク過ぎるジェスチャーで混乱してんだろ!!