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異世界人の冒険

第49章 ウォーターセブン


「……そんで、何?」

「ああ、えっとな…ルフィとロビンが目を覚ましたぞ!!」

「あ、本当!?よかった……」

ルフィもロビンのように氷漬けされたのは知ってる。でもそれをもとに戻してくれるなんて…さすがチョッパーだ。

「チョッパー、お疲れ様。ありがとう…」

「そ、そんなお礼を言われたって……嬉しくねーぞコノヤローが!!!」

チョッパーお得意の嬉しいの舞。久しぶりに見た。ルフィとロビンの御見舞は明日にしよう。疲れただろうし、今日は体を休めてほしい。さて……青キジに取られた宝石、どうしよう…




私達は、ナミの指示でロングリングロングランドに4日間停泊をした。これでルフィとロビンの体調もすっかり元通りに近いほど回復できたと思う。私はというと、宝石を取り返す術もない為ナイフの手入れをしていた。能力に頼らない戦闘術は久しぶりで、もうナイフの腕も落ちてそうだ。ウソップにヨーヨーの強化をして貰い、火を吹くヨーヨーに変化した。もちろん紐を一定の長さまで伸ばさないと火はでないのだが。とりあえず、海軍本部はまだ遠いし、レベルが高過ぎる。だから普通に航海して、強くなるしかないと思い込むようにした。

「…副船長さん。」

「…………あ、ロビン。大丈夫?」

「えぇ、ありがとう。」

ヨーヨーをしまいに女部屋へ入ったら、ロビンが起き上がって本を読んでいた。さっきまで寝てたと思ったんだけど、顔色は良さそうだ。

「ね、体調問題なさそうなら本もいいけど…外の空気吸ってきなよ。良い天気だよ!」

「ふふ、そうしようかしら。」

ロビンは本を棚にしまうと、私の後に次いで外に出てきた。外ではルフィがモノマネを披露して騒がしくなってたけど、今の私達にはこの騒がしさが丁度いいくらいだ。

「ロビン!!気分はどうだ?寒気はあるか?」

「お陰様で…………だいぶいいわ…ありがとう、船医さん。」

「そんな…嬉しくねーぞコノヤロー。」

さすが船医だ、出てきた途端ロビンの体調の確認をする。そして褒められて踊る。もう1連の流れとなってるよね、これ。
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