第48章 大将青キジ
「ハァ…ハァ…!!………え!!?」
「ロビン!?」
「どうしたロビンちゃん!!」
「……あららら、コリャいい女になったな…」
ロビンがいきなり驚いたように尻もちをついた。いや、驚いてるよりもなんというか…怯えてる。そんなロビンを見て、みんなに一気に緊張感が走る。
「ロビン!!どうしたんだ!!!知ってんのか!?こいつの事!!!」
「…………昔…ちょっとなァ……………」
「ロビンがこんなに取り乱すなんて…誰!!?」
敵なのか…?分からないけど、もし襲ってきた時の為に戦闘態勢に入る。私だけじゃない、みんな武器を構えて警戒心を剥き出しにしていた
「……………あららら、まーまー。そう殺気立つなよ兄ちゃん達………別に指令を受けてきたんじゃねえんだ。天気がいいんでちょっと散歩がてら…………」
「指令だと!!?何の組織だ!!!」
「トンジットさん、下って……!!」
海賊とかだったら危険だ。そいつに近かったトンジットを引っ張って、ちょっと下がらせる。
「海兵よ。海軍本部“大将”青キジ。」
「「「「「「“大将”!!??」」」」」」
「た……………大将っておめェ…!!!ど…どんだけ偉い奴だよ。」
「海軍の中でも“大将”の肩書きを持つ将校はわずか3人………
!!!“赤犬”、“青雉”、“黄猿”。その上には海軍トップセンゴク元帥が君臨するだけ。世界政府の“最高戦力”と呼ばれる3人の内の…一人がその男よ!!!」
3大将の内の1人。いつかはこのぐらいの強敵と出会うとは思ってたけど、こんな早くに来なくてもいいじゃん。それに、大将まで行くと…まだ敵わないかもしれない。
「何でそんな奴がここにいるんだよ!!!…もっと、何億とかいう大海賊を相手にすりゃいいだろ!!!ど…どっかいけーっ!!」
「あららら、こっちにも悩殺ねーちゃんスーパーボイン!!今夜ヒマ?」
「何やってんだノッポコラァ!!!」
「話を聞けオラァ!!!」
ウソップの言うことは最もだ。だがしかし、ナミをナンパして聞いていなかった青キジ。巨乳好きなんだろうか…別にナンパしてほしいわけではないが悔しい。