第47章 コンバット
「うわー!!!」
「ルフィ〜〜〜!!!」
「ばかな…」
「どうしてただのパンチでコゲるのよ!!何したの!!?」
「!見て。」
いつの間にか倒れていたルフィが、フォクシーの後ろに立っていたのだ。ボクシングの構えのポーズをして、まだ負けてはないと目で語っていた。
『立った〜〜〜〜!!麦わらのルフィ!!!もうK.D(ノックダウン)かと思いきや、立ち上がったよ〜〜〜!!』
しかし立ち上がったはいいけど、ルフィはフラフラだ。立ってるのがやっとって感じで立っている。フォクシーは能力を使った剣でルフィの手足を封じ、顔面に思いっきりラッシュをする。ふっ飛ばされたルフィはまた倒れたが、立ち上がる。
『今度こそ…!!!いやまだ!!!』
「………………ルフィ、」
『立ったァ!!!麦わらのルフィ〜!!!』
立ち上がったばかりのルフィを、また休む暇なくビームを浴びせる。そしてまた身体に向かってラッシュ。ルフィは甲板に打ち付けられる。
「汚ェぞチキショー!!!そのビームは反則だァア!!!」
「ウソップ!!」
倒れたルフィを見て、講義をするウソップ。立ち上がったのを見て、腕を掴んで抑える。でも気持ちは分かる。とてもビームが不利だし、邪魔なのだ。ルフィがボコボコにされていて、何もできないのは本当に辛い。
「これじゃリンチじゃねェかよォ!!!」
「ルフィ………?」
何度も何度も。殴られて倒れて、フラフラでも血だらけになっても立つ。しっかりとフォクシーを見て、グローブを構えて。
「…おれの仲間は…誰一人……!!!死んでもやらん!!!!」
『また立った麦わらァ〜〜〜!!!』