第48章 大将青キジ
『恐るべき気力でまた立ち上がった麦わらのルフィ〜〜!!!倒されても……………!!!倒されても立ち上がる!!!足元をふらつかせ………!!息も絶え絶えに…しかし!!まだ目を光らせて彼を立ち上がる!!!仲間の為!!!そうだ、これが「デービーバックファイト」!!!私涙で…!!!涙で前が見えばぜん!!!』
もはや精神と根気だけで立ち上がってる状態のルフィ。この試合で最後だから、負けたらまたチョッパーを選ぶんだろう。フォクシーもフォクシーで辛そうな顔をしてる。きっと殴っても殴っても立ち上がるから、疲れてきたんだろう
「ルフィ〜〜!!!」
『ルフィ〜〜!!!』
「ルフィー!!!」
「ルフィーー!!!」
「ルフィ!!!」
『沸き上がる会場は!!ルフィコール!!!かつてこれ程までにオヤビンを苦しめた敵がいたでしょうか!!?』
ウソップはもちろん、フォクシーを応援してたフォクシー海賊団のみんなもルフィを応援し始めた。凄い…早くやられろ、とか言われていたのに。
「てめェら何敵の応援してやがんだよう!!!」
「………!!オヤビン!!」
「オヤビン!!」
「オヤビン!!」
『オヤビン!!オヤビン!!!』
フォクシーの一喝で気づいたようにフォクシーの応援をし始めた。このままルフィの応援をし続けて、フォクシーの自信を削いでくれればよかったのにな。
「“ノロノロビームソ〜〜ド”!!!」
ノロノロビームを剣状にしたものをまたルフィにぶつける。ルフィは一旦避けられたが、ムチのように連続で攻撃されて食らってしまう。いつものルフィならあんな攻撃、スピードで避けられるはずなのに。