第47章 コンバット

『デービーバックファイト、運命の第三回戦「コンバット」始まるよ〜〜〜〜！！！さ〜〜〜！！待ちに待ったメインイベント！！両選手がバトルフィールドに足を踏み入れたよ！！！』

「……………ウソップがセコンドについたのが間違いだろ。」

「…まぁ……アフロ以外はカッコイイけど…」

「やるなァ！！ブラザー魂(ソウル)が燃えたぎってる、イカスぜ！！」

「まじめにやってほしいわ。」

「ウフフ、素敵じゃない。」

ウソップはルフィの麦わら帽子を被り、その上に自分の愛用してるゴーグルを付けて敵を煽っていらっしゃる。フォクシーにもルフィのスタイルを褒められてるし…男受けはいいのか？ゾロ以外。

『それではセコンド！！邪魔なので引っ込んでくれよっ！！』

「早ェな！！もう終わりかセコンドの役目は！！」

『セコンドアウト！！！さて、今回の舞台は偶然にも我らの船、セクシーフォクシー号！！甲板も内部もその全てがバトルフィールドになってしまったよ〜〜〜っ！！！直径100mの円から放り出されるのは一体どっちだ！！？時間は無制限！！！一本勝負！！！「コンバット」ォ〜〜〜〜〜！！！』

セコンドはあくまで補助みたいなもんでしょ。ウソップ、私達がいる場所分かるかな。そんなこと思ってると、客席が上に上がっていった。おお、凄い…これでルフィ達の試合が見やすくなった。

「ルフィ！！勝て！！とにかく勝て！！！」

「ビームに気をつけるのよ！！ビーム！！！」

「頑張れ〜〜っ！！！」

フォクシーを応援する声に負けないくらいに、私達もルフィに呼びかける。ルフィが強いからって、これはゲームなわけだから…フォクシーがどんな手を使ってくるか分からない。

『さァさァさァ、会場を熱気が包み込むよっ！！仲間を奪るか奪られるか！！！もう後がないっ！！！デービーバックファイト最終戦！！！“銀ギツネのフォクシー”！！！VS！！！“麦わらのルフィ”！！！両海賊団主力対決に、その全ての命運がかかるっ！！！そして今…！！！決戦のゴング〜〜〜ッ！！！』