第47章 コンバット
「始まる前に移動しようか。いい席でみたいな。」
「何かワクワクしてきたぞ、おれっ!!」
「私も。」
せっかく観客席ができてるんだから、最前席でルフィを応援したい。フィールドが船の上だから、船の中入られると見えないんだけどね。
『ライン設置完了、お待たせ致しましたァ!!本日のメ〜〜〜インイベントッ!!!「コンバット」!!!ま〜〜もなくゴングだよ〜〜〜っ!!!』
観客席にたどり着いたとき、解説イトミミズの声が響いた。船の周りには円が作られており、それの外に出ちゃうと失格ってわけか。最前席では何か食べ物を持ったサンジがいて、場所取りしてくれたことに感謝する。
「ナミさん、ロビンちゃん、なまえちゃん、こっちこっち!!席取ったよ。」
ボンボンボォン!!!
「なあに?空が暗く…」
「黒けむりだっ!!」
大砲で空に上がったのは、黒色の煙爆弾のようだ。空一面黒色になり、そしてそれを背景として浮かび上がったのは…手配書。観客席と船の間のパールみたいのでデカイ手配書がつら下ってる。まるで空に浮いてるみたいだ…凄い演出
『さ〜〜て、今回の対決はこの二人!!!計らずも船長(キャプテン)対決〜〜〜!!!まずは来る者拒まず!!!「コンバット」無敗伝説、920勝!!全ての勝負(ゲーム)に勝つ男!!!フォックスヘッドのレフトコーナーより入場。我らがオヤビン!!!“銀ギツネのフォクシー”!!!』
歓声を浴びながら登場したのは、ボクシングスタイルのフォクシー。後ろにいるはセコンドかな…3人もいるなんていいんだ。それに、選手のキツネの耳から登場って構造どうなってんだ
『さァそして対するは、“東の海(イーストブルー)”出身!!少数派海賊団のリーダー!!!懸賞金一億ベリーの男!!!ライトコーナーより入場!!通称“麦わら”!!!モンキー・D〜〜〜〜!!ルフィ〜〜!!!』
フォクシー同様、カッコよく勿体ぶって出てきたルフィ。しかし、一目見て違うのは…頭がアフロってこと。何でアフロチョイスしたの。
「誰だよ。」
「おおー!!ルフィカッコイイ〜!!!」
サンジとチョッパーの歓声が凄い。チョッパーは分かるけど、何故にサンジもテンション上がってるんだ。確かにルフィのお腹の炎のドクロマークはカッコイイよ。だけどアフロがカッコイイだなんて分からない。