第45章 ドーナツレース
「おい!!オーソドックスルールはわかるな!?おめェら。出場者は3ゲームで7人以下!!一人につき出場は1回まで。一度決めた出場者に変更はなしだ!!」
「わかってる、あっち行ってろ!!」
7人か……じゃ今回は1人余りだ。どうせ出たくないって言う人が2人ほどいるから、私は多分出るんだろうな。
「まったく!!」
「えらい事してくれたわねルフィ!」
「勝ちゃいいじゃねェか!勝てば船大工貰えるかも知れねェぞ?」
「いらねェよ、あんな海賊団からっ!!」
確かに船大工はほしいって言ったけど、ゲームで勝ってまで欲しいと言えばNOだ。つまり普通に良い奴見つけて仲間にしたいのだ。こんな感じに仲間にはなって欲しくない。
「戦闘はおれがいくぞ。」
「なにー!?待てよ、おれがやりてェ!!!」
「おれに任せとけ、足がウズウズしてんだ!!!」
「待って待って!!3人もいらないよ!!話し合って。」
戦闘と聞いて名乗り出たのは3人。でも戦闘は1人になってる。私の予想だと、この戦闘は最後のとり、だと思う。その為相手は船長であるフォクシーなんじゃないかな。その旨を伝えると、ゾロもサンジも納得して降りてくれた。問題はこっちだ。
「私よ!私が一番か弱いんだから補欠でいいじゃない!!」
「いつもそれ言ってるじゃねェか!!おれだってこんな試合に出たくねェんだよ!!!」
ナミとウソップが争っていた。ん〜…さっき争っていたゾロとサンジは球技に出るって決めてくれたから、後はレースなんだけど。レースって海で行うんだったよね。だったら小舟は持ってないわけだから、自分達で造らないといけない。しかも決戦が海なわけだから航海士の力が必要不可欠だ。
「ナミとウソップはレースでいいかな。あと一人…ロビンはどうする?」
「私はどこでもいいわよ。」
「おれ、球技やりてェ!!」
あらま、チョッパーがこういうのやりたがるのは初めてじゃない?海賊だから、少なくとも普通のスポーツではないのは分かってるはずなんだけど。ゾロとサンジがいるからかな。まぁやりたいっていうならば、チョッパーは球技に入れて…余ったロビンはレースに出てもらうことにしよう。