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異世界人の冒険

第45章 ドーナツレース


デービーバックファイトに申し込まれた私達。ルフィはきっと分かってない、勝負なら受け入れるって言ってたし…これを受けたらどうなるか、それが理解できているのは私とウソップだけのようだ。

「何だよウソップ!!!」

「そのゲームの申し入れを受けるなっつったんだ!!!」

空島から帰ってきた時に出会った、あのまとまりのない海賊船。あれ、きっとこいつらのデービーバックファイトを受けて負けたんだ。

「ホイホイホイホイ!!フェッフェッ!!バーカ者ォ!!確かに聞いたぞ!!麦わらのルフィ!!!今、勝負を受けると確かに言った!!!言ったな!?ポルチェ!!!」

「ええオヤビン!!私も聞いたわ!!お前達、今更撤回できると思ってんの!?」

「ぷっ!!ぷぷっ!!ぷぷぷぷぷぷっ……!!できねェ。」

「それともなにか………?男に二言があるのかい。」

「ねェ〜〜〜〜〜っ!!!」

「だから乗せられんなって!!!」

「でもお前、馬が…!!!」

やっと出会えた主人に、私達でも分かるような喜びを表してさっきまで元気よく走ってたシェリー。それなのに撃たれて、ルフィは怒ってるんだ。それは分かってる、だけどフォクシーを倒さないとは言ってない。

「あのねルフィ、デービーバックファイトって言うのは海賊のゲームなの。止めろって言うのは、海賊が海賊を奪い合う人取り合戦だから!!ゲームに負けたら私達の仲間が取られちゃうから……っ、」

「どいてろおめェら!!!あいつらシェリーと同じ目に遭わせてやる!!!」

トンジットさんが何処からか銃を出してフォクシーを狙った。一応念の為に銃は持ってたんだね、と言うことは置いといて。相手は海賊、それに銃を向けるなんて…

「10年間おれを信じて待っていてくれたシェリーをよくも!!!」

「待ておっさん!!あいつら海賊だぞ!!!」

ウソップが慌ててトンジットさんを止める。少し抵抗して、銃口を外さなかったがトンジットさんはゆっくり銃をおろした。悔しそうに泣きながら。
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