第41章 神・エネル
「ちょっと待ってったら人でなし〜〜〜!!!」
「…………行っちゃったね。新しい敵が来る前にサンジ達中に入れちゃおう。」
「……そうね………生きてるんでしょうね!?2人共…!!ん〜〜〜…!!チョッパー帰ってきて〜!!」
私がウソップを、ナミがサンジを引っ張ってなんとか甲板から引きずる。やっぱり男子ってだけで重いものは重いんだな…何か変な感じ。なんて悠長に言ってる場合じゃなかったかもしれない。
ボウン!!
「え…何!!?何何!!?」
通ってきたミルキーロードが爆発した。敵襲だと思って、服の襟辺りを持ってた手を離しちゃったじゃないか。もちろん敵襲じゃなかったわけで。物凄い爆音を鳴らしたウェイバーが近づいてきた。
「あ!!へそ!!ナミさ〜〜ん!!!なまえさ〜〜ん!!!」
「………あ、ナミ…コニス達だ。」
「え?」
コニスとパガヤさんがウェイバーに乗っていた。あと……知らない女の子。というか、こんな派手なウェイバー持ってたんだ…カッコよすぎだろ。
「コニス!!おじさん!!!何でここにいるの!!?ていうかラッパうるさい!!!」
こんな森で大きな音を出すなんて…強気だな。敵を呼びかねないのに、威嚇のつもりであろうか。ここに来るまで敵と遭遇してないのが凄い。
「ちょっ…ダメです!!降りてはダメです!!」
「離せ〜〜!!!」
「これ以上奥へ踏み込んで生きて帰れませんよ!!!ここもすぐ出る約束でしょう!!?」
「誰!?その子。」
「青海人っ!!排除してやる!!あたいはシャンドラの戦士だ!!!」
そっか、シャンディアの子だったのか。シャンディアって子供までもこの森に入らされるんだ…結構鬼畜だな。もしかしてみんなとはぐれちゃったのかな…
「まあっ!大変っ!!お2人共まるコゲだわ!!すぐに手当を。」
「ありがとう!!一緒に運ぶの手伝ってくれる?」
「はい、もちろんです!!」
今度はコニスに手伝ってもらって、なんとか女子部屋に運ぶ。キッチンから氷を拝借してお風呂から桶を貰って水をためる。チョッパーみたいに上手く包帯は巻くことはできないけど、応急処置程度に巻いてみる。