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異世界人の冒険

第41章 神・エネル


や、やっぱりこの人本物の神だったんだ…信じてたわけじゃないけど、この場で聞かないとそう実感がわかない。それより、黒焦げになったサンジをどうにかしないと。

「ぢきしょう!!!こいつ…サンジを……………!!!殺しやがっ
たァ〜〜〜〜〜!!!」

「ねぇ、お、落ち着いてウソップ!!!心臓止まっちゃってるんだったら心臓マッサージしないと、手遅れになっちゃう……」

「サンジ!!!サンジ〜〜〜〜!!!くそォ、チョッパーがいてくれたら………!!!…………!!!何も聞こえねェ…!!!心臓がピクリとも動かねェ!!!おいサンジ〜〜!!!」

ウソップがサンジ死んでる死んでる言うから、もしかしたらって思って自分がドキドキしてしまう。声と体が震えてサンジの隣にいるウソップを退かそうとしても力が入らない。早く、早く助けないと…

「待ってウソップ!!!そっち!!右っ!!!」

「ゲッ!!!心臓が動いてるっ!!!」

「バカ野郎!!!」

「よかったなァ、生き返って………!!!」

「でも重症よ!!死ぬかも!!!」

「何ィ!!?えらいこっちゃ!!!大変だ!!!」

何でこんなバカなんだ、うちの男性クルーは。サンジもやられて頼る人もいなくなって、目の前に敵もいるっていうのにバカ発揮して……逆に冷静になってくるよ。

ドクン…!!!

「……え……」

「黙っていれば…………何も……しない……いいな?」

ウソップが目の前で黒焦げになった。一瞬冷静になりかけたのに…またとんでもなく怖くなって、私達を冷たい目で見下ろしてる。ナミと寄り添い無言で頷くことしかできない。無理だ、こいつはヤバ過ぎる。

「結構。」

「貴様一体何を企んでおるのだ!!!」

「……6年前我らがこの島に攻め込んだ時、捉えたお前の部下共は元気に働いてくれているぞ。腕力もある実にいい人材だ。だがその6年掛かりの大仕事も…どうやらもう終わりに近づいている。同時に私もこの島に用事がなくなるというわけで…………お前に別れの挨拶でもと……ここへ来た。それだけの事…しかしこのスカイピアの住人達はつくづくめでたい奴らだ。この島をただ“大地(ヴァース)”の塊としか見ていないのだからな。」

「!?どういう事だ……」
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