第40章 玉の試練
「よーーし…えー、みんな色んな報告ご苦労!!それぞれの情報で色んな事が分かってきたな。」
キャンプ始めて情報交換して、何でさっそくお前が仕切ってんだ。とりあえず船の周りにいた空サメを腹の足しにしてみんなで囲んで話し合ってるのはいいんだけどさ…でもいい情報が手に入った。
「だがなんと言っても今回の目玉情報はコレだっ!!この島は何と、猿山連合軍が探し求めてた“黄金郷”だったのだ!!」
「マジでーっ!!?」
「さっき言ったでしょ!!」
ナミチームが見つけたっていうクリケットさん家の片割れ。それがこの島に、ジャヤにあるというのだ。確かに2階建てなのに階段ないなー、なんて思ってたんだけど。
「黄金かァ、こんな冒険まってたんだ!!」
「そう来なくちゃ、話が早いわ!!」
「コラコラルフィ!!お前さっきのゲリラの忠告忘れたのかよ!!」
「神が怒るぞ!?」
「フフ……面白そうね………!」
「まァ海賊がお宝目前で黙ってるわけにゃいかねェよな。」
「つまり、私達は神官とゲリラと神が敵ってわけだね。」
「敵も充分………!!こりゃサバイバルって事になるな。」
「よ〜〜〜し、やるか!!!黄金探し!!!!」
…って言っても今日はもう遅い。夜になって森が暗くなったら敵は動けないが私達も動けなくなる。だから疲れた体を充分休ませてから、明日頑張って動こうということになった。とりあえずはサンジの力のつく料理の材料集めだ。
「ロビン!どこ行くの?」
「ええ、湖畔へ。」
「私も行く!」
「もちろん。」
まだ一味に慣れてないのか、元々そういう性格なのかわからないが単独行動が目立つロビン。ロビンが強いとはいえ夜の森は何が出てくるか分からない。私で役に立つかといえば微妙だけど付いてく。
「魚でも取るの?」
「いいえ、魚じゃなくて…もっといいもの落ちてないかと思って。」
「もっといいもの……?」
湖岸に着いた。すると…夜なのに微量な光でキラキラと輝いてるものを見つけた。え、もう黄金あったのか?と思って近づくと…