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異世界人の冒険

第40章 玉の試練


「うお〜〜っほっほ!!快調快調、飛ばせカラス丸〜!!楽しいなー、“雲の川(ミルキーロード)”は。」

「もうだいぶ走ってるよな。」

「そーだね。あの後も何も起こってないし。」

「このまま祭壇に着いちまうんじゃねェか?」

「……もう日が暮れる………雲で夕日が見えねェや……空島にも夕暮れはあるんだな…」

ミルキーロードにずっと乗ってるってのもあるが、こんなにこのアッパーヤードが広いことにビックリだ。夕日がとてもキレイで、安心しきってるってのもあるが眠くなってくる。ずっと揺られてるってのもあるだろうけど…




どのくらいたっただろうか。少し眠ってた様だ。でもおかげで自分の体力が回復してる。ダルくなくなった体を持ち上げると何やらまた爆笑してるルフィとウソップがいた。ここまで何もなかったみたい、よかった。

「……ん?ねぇ、あれメリー号じゃない?」

「おォ!!?ホントだ、G・M号だ!!!あれが祭壇だァ!!」

近づいていくに連れ、船とちょっと離れたところにいるナミ、ゾロ、ロビンを見つけた。3人共船から出てたんだ。まぁじっ、としているような人達じゃないか。特にゾロは。

「ア〜〜〜〜〜!!ナミさ〜〜ん♡ロビンちゃ〜ん♡“恋の試練”を超えてきたよホホ〜〜〜〜〜っ!!」

「恐かったか!?お前ら!!このキャプテン・ウソップが来たからにはもう安心だ!!!」

よく言うよホント。あんなに神官にビビってたっていうのに…でも無事に最後まで生き残れたんでよしとするかな。あっちもみんな無事だったことに一安心したが…人は無事だったけど船が無事じゃなかった。

「マストが…無え……!!!」

「………ウソップ…」

メリー号のメインマストで佇むウソップ。奇襲のことはチョッパーから聞いた。私達が戦っていたサトリ以外の神官は、ここに襲いにこれるなんてヒドイ。それに自分の試練に来なかったからってすぐに襲いにくるなんて…
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