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異世界人の冒険

第40章 玉の試練


「や、やべェ…今ナミがいんのかと……」

「なんかおれ、ゾッとしたぞ…」

「あぁ……ナミさんのこの手厳しい感じ……まさしくだ。」

結構自信あったから嬉しい。3人共あの恐ろしいナミの姿を見てないけど、これで体験できたでしょ。だからナミにはお金を借りないほうがいいよ。

「次おれだ!!ゾロの真似〜………お?朝か……」

「あっはっはっはっは!!!ルフィ、似てる似てる!!!」

「ふっ、あははは!!」

「もっかいやってくれ!!」

ルフィがやったゾロの真似は、敵襲などを受けている時によくする目覚め方だ。朝か?って起きるのにまた寝てしまうところが何とも言えず似ているので笑ってしまう。

「あっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!だからよウソップ、こうやるんだ!!…お!?朝か…」

「わっひゃっひゃっひゃっ…ゲホ!!ゲホ!!はっひゃっひゃっ…」

「気ィ抜き過ぎだアホ共!!!」

まぁ…もういい気もしてくるけど。あんなに強いって言われた神官の内一人を倒したから、自信がついたんだろう。後は生け贄の祭壇につくのを待つだけ…と思ってたんだけど…

「……何…ここ。」

「間違いねェな、ここは次の“試練”のエリアだ。また神官が出て来るぞ、気をつけろ!!」

「そんな…試練は1コで充分だよチキショ〜! !“紐”か? “鉄”か? “沼”か!!?」

4つのミルキーロードが通ってる広い草原だ。確かに誰か出てきそうな雰囲気はしてるものの、ミルキーロードが4つあることからそれぞれの試練からの中間点ともとることができる。できるのであれば何も出てほしくないのがホンネだ。

「ただの草原みたいだぞ。」

「ただのじゃねェよ、よく見ろ!!棒にのってんのこれ全部ガイコツだぞ。」

「あ、ホントだ。」

草原に立ってる数々のガイコツの頭。これだけで何か出てきそうな雰囲気が出てるのだ。なんでこんなわざわざビビらすようなものを…その時、横から殺気を感じた。
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