第5章 旅立ち
多分コビーは勇気が足りないだけだよね。でも、言えたのはルフィのお陰だとおもう。ルフィがコビーを勇気付けたんだ。本人はそうとは思ってないだろうけど。
「このガキャーーーー!!!」
コビーの一言でさらに追い打ちをくらったアルビダが、コビーに向かって金棒をふりさげた。でも、ルフィがそうさせるわけなく。
「よく言った、下がってなコビー!!」
「ル‥ルフィさん!!」
「コビー、こっちいた方が安全だよー」
コビーを私のところへ引き下げた。背が低っく…横に並ぶとよく分かる。こいつめっちゃちっさい!!
「同じ事さ!!3人共…生かしちゃおかないよ!!」
アルビダの振り下げた金棒が、ルフィの頭に直撃した。……が、
「効かないねえっ!ゴムだから。」
「バ…そんなバカな!!アタシの金棒が!!」
そう、ルフィはゴム人間。ゴムだから打撃攻撃は効かないのだ。よってこの勝負は最初からルフィの勝ちってわけ。よく分からないという顔をしたコビーに説明をする。
「ルフィはね、ゴムゴムの実っていう悪魔の実を食べたんだよ。ゴムだから、打撃は効かないってわけ。」
「ゴム……」
「ゴムゴムの銃(ピストル)!!」
1発KO。弱い、弱すぎる。あれか、近所にいるちょっと怖いおばさん。
「手が…手が伸びたぞ!!」
「お頭!!アルビダ様が負けた!!化物だ!!」
「コビーに一隻小船をやれ!こいつは海軍に入るんだ!!黙って行かせろ。」
「「「「「は…はい。」」」」」
「ルフィかっこいい!!強い!!」
「しししし!!そーだろ!!」