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異世界人の冒険

第37章 空の海


「……違う!!!……………………!!!始まってるのよ……!!もう…渦は海底からかき消されただけ………!!」

「………………え、まさか……………!!」

「待ァてェ〜〜〜〜〜!!!」

こんな時に呼び止める声が聞こえた。見るとそこには、大きな船…というかイカダみたいな船に乗ってるチェリーパイの人がいた。

「ゼハハハハハハハ!!!追いついたぞ麦わらのルフィ!!!てめェの一億の首を貰いに来た!!!観念しろやァ!!!」

ん?よく見るとチェリーパイの人の他に命を掛けたロシアンルーレットをさせてきた毒リンゴの人もいる。二人共仲間だったんだな…なんて思ってる場合じゃなかった。何故このタイミングで追いかけてきたんだ。

「おれの首!!?“1億”って何だ。」

「やはり知らねェのか…!!おめェの首にゃ“1億ベリー”の賞金が懸ってんだよ!!そして“海賊狩りのゾロ”!!!てめェにゃ“6千万ベリー”だ!!!」

「本当だ…!!新しい手配書だ!!ゾロ!!賞金首になってんぞ!!!」

チェリーパイの人が見せてきた手配書を見ると…確かにゾロのもある。何でゾロのだけなんだろう…Mr.1を倒したからかな。ダズ・ボーネスって結構名が通ってたみたいだし。

「おい聞いたか、おれ1億だ。」

「ね、凄いね!!やっとグランドラインに相応しい金額になったっていうか…」

「6千万か、不満だぜ。」

「喜ぶな!!そこ!!!」

賞金首2人と喜び合ってたらナミに怒られてしまった。ゾロも口では不満だと言っているが、ヘラヘラと笑っていて賞金首になったことが嬉しいみたい。海賊として、これは喜ぶべきだよやっぱ。

「!!……おいおめェら!!他所見するな!!!来るぞ、“突き上げる海流(ノックアップストリーム)”……!!!覚悟しろォ!!!」

そうだ、邪魔が入ったからすっかり忘れてた。ショウジョウの忠告を聞いて気づいた時にはすでに船の下から海が盛り上がってきていた。

「わわ……ヤバイ、まだ心の準備が……」

「全員!!!船体にしがみつくか船室へ!!!」

「海が吹き飛ぶぞォ〜〜〜!!!」
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