• テキストサイズ

異世界人の冒険

第33章 ジャヤへ


「何だかいろんな奴らがいるな、ここは。」

「楽しそうな町だ。」

ズカズカと臆することなく入り込むのはルフィとゾロ。流石というべきか、ここは空気を読んでほしかったというべきか…それより不安なのは…

「2人に行かせちゃっていいの?ナミ。」

「…………無理よ。……あの2人が騒動(トラブル)を起こさないわけがない!!」

「だよね。」

「………まぁ……ただえさえヤバそうな町だ…限りなく不可能に近いな…」

「それじゃダメなのよっ!!……ほらっ、行ってきなさい!!」

「うええっ!?」

ドンっ、と船から押し出されてしまった。危なっ、もう少しで顔と地面がこんにちはするところだったじゃないか。抗議のために後ろを振り向くと、グッ、と親指を立ててるナミと頑張れ、と顔で応援してくれてるウソップとチョッパーがいた。

「………うっそぉ…」

何か起こりそうだったら全力で止めること、トラブったら怒るわよ、と理不尽な頼みごと押し付けられてしまった。私だって怖いんだよこの町!!あんたら3人よりはガタガタと震えてなかったけども!!

「………ったく、待ってルフィ!!ゾロ!!」

1人でいるもの嫌だし、さっさと前に歩いていってしまった2人を追いかけるべく走る。また面倒臭い役割を押し付けられたもんだ。なるべく行動には気をつけさせなければ…
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp