第33章 ジャヤへ
「……………………………うっ…!!!私達の味方はあなただけっ………!!!」
「ロビン……本っっっ当にありがとう、大好き!!」
「相当苦労してるのね……」
感動で泣き出したナミと、土下座する勢いでお礼を言った私に少し同情の目を向けたロビン。苦労してるのは主にナミだけど、こればかりは本当に困ってたから助かったよ。これで次に進むことができた。
「……ん〜?“ジャヤ”?」
「……きっと彼らの本拠地ね。」
そっか、猿人さん達の…エターナルポースなくなって帰れるのかな。なんて少し罪悪感があるがまぁ敵だからいいか。
「ジャヤ?お!そこいくのか。」
「アンタが決めるんでしょ!!?」
ハフハフとたこ焼きを頬張ったルフィが飛んできた。タコ焼きなんか食べてる場合じゃないのに…このタコってさっきいたやつかな。
「オ〜〜〜〜〜シ、ジャヤ舵いっぱ〜〜〜〜〜〜〜い!!!ジャヤ〜〜舵〜〜いィっぱ〜〜〜い!!!」
ジャヤ舵なんて言ってもどこに行けばいいのか分からないから動かせないことにいつ気づくんだろうか、ルフィ。
「ナミ、どっちだ。」
「面舵。」
「チョッパー手伝え。」
「うん。」
「ジャヤ速前進〜!!!」
非常に緩く動き出した。男たちがタコ焼きを食べてるからかな。私も小腹が空いてきたので、甲板にいるウソップとチョッパーの元へおこぼれを貰いに降りる。