第32章 空への地図
「何ィ…!?誰か海底にいるってのか………!!?じゃあ……………………!!!オイお前らァ!!!!!」
「う……っ!!」
猿人さんがこっちに振り向いた。ヤバイ、気づかれただろうか。海底にいるのは私達の仲間だってバレちゃっただろうか。凄い殺気でこっちを振り向かれたもんで、私達は思いっきりビビってしまう。
「海底に…!!誰かいるぞ!!気をつけろ!!!」
「「ハーイ。」」
この人は馬鹿なのか…自分たちの船の仲間がやられて、しかも私達の船の下に誰かいるって聞いたら普通は疑うようなもんだと思うんだけど……でも、バカなおかげで助かったから結果オーライか。
「さっさと“ゆりかご”を仕掛けて来い、サルベージを開始する!!!」
「「「「アイアイサ〜〜〜〜!!!」」」」