第5章 旅立ち
貴族の船がもう来ていたが、その隣を通っていたサボの帽子がこっちを見たと思った瞬間。
ドォン!!!!
…………撃たれた。…撃たれた?目の前で起きていることがよく分からなかった。天竜人が、サボを撃った?サボが乗っていた船は火を上げ、みるみる船を包み込み…そして船はあっけなく沈んでいった。
サボは死んだのか?
そしてよく分からないまま家に戻っていた。外で出迎えてくれたのはルフィだ。
「ん?なまえ!ドグラ!エース達を探しに行ってたんだろ!!?二人共もう帰って来たぞ!」
「!あ…そうなのか。それは本当によかった…!!」
家にエースの怒鳴り声が響いた。
「ウソつけてめぇ!!!冗談でも許さねぇぞ!!!」
「冗談でもウソでもニーんだ!!おりにとっても唐突すぎて……この目を疑った…!!!夢か幻を見たんじゃニーかと!!!サボは貴族の両親に連れて帰らりたって…ルフィ言っティたなぁ。おり達みティーなゴロツキにはよくわかる。帰りたくニー場所もある!!あいつが幸せだったなら…!!海へ出る事があっただろうか!!!海賊旗を掲げて一人で海へ出る事があっただろうか!!?」
「……サボ、幸せじゃなかったんだ…!!」
「何で奪い返しに行かなかったんだおれ達は。…サボを殺した奴はどこにいる!!!おれがそいつをブッ殺してやる!!!あいつの仇を取ってやる!!!」
怒りに任せてエースは武器を持って飛び出そうとした。今から行ってももう天竜人は……その時、ダダンがエースを止めに入った。…物理で
「やめねぇかクソガキがぁ!!!」
「どけてめぇ!!!」
「ろくな力もねぇクセに威勢ばかり張り上げやがって!!行ってもお前に何ができんだぁ!!?死ぬだけさ!!!死んで明日にゃ忘れられる!!それくらいの人間だお前はまだ!!サボを殺したのはこの国だ!!世界だ!!お前なんかに何ができる!!!お前の親父は死んで時代を変えた!!!それくらいの男になってから死ぬのも生きるのも好きにしやがれ!!!おい!!このバカを縛り付けときな!!!」
「へ…ヘイ!!」