• テキストサイズ

異世界人の冒険

第26章 兄弟


「ちょっとなまえ!いつまで隠れてんのよ、出てきなさい!!」

「やっ、やだ!!恥ずかしい!!」

「なまえさん、大丈夫よ。似合ってるわ。」

「なまえちゅあん、おれが選んだ服気に入らなかった?」

……そんなわけない。私も結構こういうコスプレ的なもの大好きだから、むしろ好みというか。でもさっきも言ったとおり腹が出てるんじゃ、脇が見えんのじゃ…えっとね、説明するのは難しいんだけど衣装は全体に黄色とオレンジで構成されている。腕にナミが付けてるようなものがあるし、頭で固定されている腿辺りまでくる透明なベールもある。脚には黒の紐が交差しており、孔雀の羽みたいのが飾りになってる。イヤリングとかの装飾品はキラキラ。全体的にフワフワしてる。問題はスカートだ。腿の上、超ミニ。戦うのには適していない!!

「あーもー!!面倒くさいわね!!堂々と見せなさいよ、可愛いんだから!!」

痺れを切らしたナミに引っぱりだされる。うわ、うわ、待ってよサンジはともかく下手に勿体ぶったせいでナミやビビの衣装は目もくれずご飯を食べてたみんなが私に注目し始めた。あぁ…湯気でそう。

「なまえちゅあ〜〜〜ん!!!かんわいい〜〜〜っ♡♡幸せだーーっ!!!」

「ちょ…サンジ声デカイ!」

「うっさいわねー。なまえ、あんた肌きれいだし脚や腰も細いんだからこういう服の方が可愛く見えんのよ。ね、ビビ。」

「ええ、可愛いわ。」

うう〜、と声にならない声が出る。サンジはサンジでメロメロと地面に崩れ落ちてるし…これはこれで悪い気はしないんだけどね。

「ふぅ〜ん、似合ってんじゃねぇか。そんな恥ずかしがることもねぇだろ。」

「…………………ありがとぅ…」

ウソップにも褒められた。ちょっと嬉しかったので、ベールで体を隠すのをやめた。まぁ透明だから隠せてないんだけど、気休めにはなってたから。ただまぁ…短いんだよなぁ……
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp