第25章 仲間の印
ウソップとサンジの間に入り、腕を中央に突き出す。こういうのはグランドライン入る前の進水式以来だ。嬉しいなぁ、楽しいなぁ。こういうのってちゃんと私も仲間なんだって実感できて、少し鳥肌立っちゃうよね。
「…………じゃあ、上陸するぞ!!!メシ屋へ!!!!あとアラバスタ。」
「ついでかよ!!!」
「今回の敵は暗殺集団なのよルフィ!」
「あぁそうだな。」
「本能での行動はつつしんで!!わかった?」
「そうだなわかった!!」
「絶対分かってないやつや…」
ルフィに何言っても無駄だ。今に始まったことじゃない。多分、ご飯のことしか今頭の中にはないんじゃないか。それを証明してるかのように、上陸してすぐルフィはメシ屋と叫んで町へ一人で行ってしまった。