第25章 仲間の印
「さて、残念だけどあちしの能力はこれ以上見せるわけに」
「お前すげー!!」
「もっとやれー」
「さ〜〜ら〜〜に〜メモリー機能つきぃっ!!」
「「「うおおおっ!!」」」
いや、ノリノリじゃん。ルフィ、ウソップ、チョッパー(以下バカ3人)にチヤホヤされて調子乗り出したんだろう。まぁ確かに面白い能力ではあるけどさ。
「過去に触れた顔は決して!!忘れな〜い。」
「…………え……」
「……どうしたの?ビビ…」
「………なぜ…」
オカマのかくし芸を披露している時、ビビが驚いた声をあげた。…誰か知ってる人でもいたんだろうか。その後は少し考えるような仕草をしていた。
「どーーうだったあ!!?あちしのかくし芸っ!!普段人には決して見せないのよう!?」
「「「イカスーー!!!」」」
「「「「ジョーーダンじゃなーーーいわよーーーう!!ジョーーダンじゃなーーーいわよーーーう!!」」」」
うわ、バカが増えた。何でだろう、何かが合ったんだろうな。バカ3人はオカマと予想以上に仲良くなってしまったようだ。別にいいけどさ
「ねぇ!何か船がこっち来るわよ。あんたの船じゃないの?」
「アラ!もうお別れの時間!?残念ねい。」
「「「エーーーーッ!!!」」」
「悲しむんじゃないわよう、旅に別れはつきもの!!でも、これだけは忘れないで。友情ってヤツァ…付き合った時間とは関係ナッスィング!!!」
「「「また会おうぜー!!!」」」
なんだこの茶番。いや、本人たちは本気なんだろうけどさ…まぁイイヤツも中にはいるってことだな、うん。そう言ってオカマは自分の船に乗りみるみるとメリー号から離れていった。
「さぁ行くのよお前達っ!!!」
「「ハッ!!!Mr.2・ボン・クレー様!!!」」
一瞬の間があいた。今、オカマの部下の人たちなんて言った?
「「「「Mr.2!!!」」」」
「あいつが…………Mr.2・ボン・クレー!!!」
「ビビ!!お前顔知らなかったのか!!?」
「えぇ…私、Mr.2とMr.1のペアには会ったことがなかったの。能力も知らないし!!!噂には聞いていたのに…Mr.2は…大柄のオカマでオカマ口調、白鳥のコートを愛用してて背中には“おかま道(ウェイ)”と。」
「「「気づけよ。」」」