第24章 冬島に咲く桜
「バケモノだーーーっ!!!!」
「バカ野郎!!おれが見つけた仲間ってあいつなんだぞ!!!ショック受けて逃げちまったじゃねぇか!!」
「なにィあれが!!?」
「待てよ!!バケモノォ!!!!」
「ぎゃあああああああ!!!」
………やっぱりチョッパーが仲間に。ルフィが好きそうな感じだろうな。めっちゃ逃げてるけど。
「……チョッパー…ね。」
「医者なんですって。あいつがいれば、私は3日もいなくてもいいんだから。」
「7段変形するとかで、ルフィが気に入ってたぞ。」
「……ふぅ〜ん?」
二人ともチョッパーを知ってるんだな。ナミはチョッパーを仲間に誘ったみたい。途中で邪魔が入ったらしいけど。サンジはチョッパーと外で敵と一緒に戦ってたみたい。これも途中まで
「おい、お前達っ!!!」
「「「「「うゲゲゲェっ!!!!」」」」」
「ド…ドド…ドド……ド…………!!!Dr.くれは!!!!」
「ハッピーかい?そのケガ人連れて病室へ入んな!!!一人残らずだ。」
「「「「「「は…はいっ!!」」」」」」
…ん?一人残らず?ケガ人って抱えられてるドルトンさんだけじゃないの?…もしかしてだけど、ナミとサンジのことを言ってるんじゃないかと思うのは私だけ?
「ナミさん、病気はちゃんと直してもらった方がいいぜ。」
「黙って!今逃げなきゃアラバスタへの出航があと2日も遅れちゃうのよ。あんたこれ以上ビビが苦しむ姿見てたいわけ!?」
2人はこそこそと話していたが、そのこそこそ声以外に響くことを教えてあげたほうがいいかな。
「お前達も病室へ戻んな!!!!」
「「「ぎゃーーーーーーーっ!!!!」」」
後ろのついたてのようなものが壊れた。というか、レンガを足でぶち壊したぞこの人。結構強いのではないか?
「うげアガガラガバババ!!!ああああああああああああああ!!!」
サンジの声にならない悲鳴が城中に響き渡った。やっぱりまだ治ってなかったんだな。いつもけがしても自然治癒で何も手当してないから、そのままで行けると思ったんだろうな。
「ヒッヒッヒ、やっぱり悪化してたよ。無理するからさ。」
ナミとドルトンさんをねかした部屋に治療を終えたDr.くれはが入ってきた。…梅酒を飲みながら。