第22章 ケスチア
「よーし、みんなせんべいパーティだっ!!!」
「おい…マズイぜルフィ!!残り3枚じゃせんべいパーティができねぇ!!」
「そんなことやってる場合じゃないでしょ、行くわよ船長(キャプテン)!!ぐずぐずやってるヒマはないの!!」
「そうだオイお前。“狩り勝負”の事ァ忘れちゃいねぇだろうな。」
「あぁ…それならおれの勝ちだ。こんなデケェサイを獲った。」
「サイだぁ!?てめぇそりゃ食えるんだろうな。」
狩り勝負…まだやってたのか、この状況でも忘れないだなんて勝負根性あり過ぎだろ。てか、前も言ったけどそんなデカイやつ船に乗らないんだから勝負しても意味ないじゃん。これもある一種の誇りなのかな?…いや、違うか。
「じゃあ丸いおっさんに巨人のおっさん!!おれ達行くよっ!!!」
「そうか…まァ…急ぎの様子だ。」
「残念だが止めやしねぇ…!!国が無事だといいな。」
「ええ、ありがとう。」
アラバスタのこと、ドリーさんには言ったのかな。渋らないところも男らしいね、2人は。伊達に歳を重ねてないってことか。
「じゃあなー、もう死ぬなよー。」
「もう死ぬなよ、っておかしくない?……あの、色々とお世話になりました。お元気で!」
「師匠っ!!おれはいつかエルバフへ行くぜ!!!」
各々、2人にお礼を言って船へ戻る。バロックワークスの連中は船には何も危害を加えてなかったみたいで、メリー号は無事だった。よかった。…そして
「よく見ろよ、おれのトカゲの勝ちだ!!!」
「てめぇの目はフシ穴か、おれのサイの方がでけぇ!!!」
はい、狩り勝負の決着がつかないですったもんだしてます。どっちも同じにしか見えないんだけどなぁ…そして見た目的にトリケラトプスとティラノサウルスなんだけどなぁ…それで決めるとティラノサウルスのサンジの勝ちだと思うけど言ってあげない。