第20章 勇敢なる海の戦士
「ぬあう!!!!」
「「「ギャーーーーーーーーーっ!!!」」」
いきなり巨人が叫んだ。あなたが叫ぶだけで船は揺れるんです、怖いんです!!どうやら巨人のお尻に恐竜が噛んだみたいで、痛くて叫んだみたい…その恐竜は巨人が持っていた斤で真っ二つにされてしまった。
「「ギ、ヤーーーーーーーーーッ!!!!」」
「我こそが!!!エルバフ最強の戦士!!!!ブロギーだ!!!ガバババババ!!!」
エルバフ…の戦士…なんか聞いたことある。この人…もしかしてそこまで怖い人じゃないのかも…
「肉もとれた!!もてなすぞ!!客人よ!!」
「………え?」
嘘でしょ、2人を振り返ったら倒れてた。これは気絶したんじゃなくて…わざと死んだふりをしてるな。どうしたらいいの?2人の意見聞けないんだったら私の独断だけど…
「船なら心配ない!!イカダさえさしとけば盗られることもないだろう!!寝床が少し遠いんだが、運んでやろうか?」
「…………あ、ありがとう、ございます…?」
手を差し伸べられた。ので、言われたお酒を少しキッチンから持ってきて、それと一緒に手に乗った。
「お、おいおいおいおい!!バカかお前っ!!?そんなホイホイついてったら殺…」
「ん?」
「ひいいいぃっ!!」
乗った時、死んだふりしてたウソップが立ち上がって走り寄ってきた。殺される、と言おうとしたんだろうけどブロギーさんの声でビビってしまっていた。
「いや…そんなに怖いんならいいよウソップ…私1人で行くし。それにこの島にはこの人しか情報を手に入れられるような人いなそうじゃん…」
「……………おめぇに何かあったら…ルフィにどやされるだろうが……っ!!!お、おれも行く!!」
なんでルフィ?何かルフィに言われたのだろうか…ウソップはそう言って一緒の手のところに乗ってきた。
「……なんで最後まで死んだふりしとかないのよあんたは……!!」
ナミまで起き上がって乗ってきた。
「ナミも行くの?」
「1人で船番は怖いじゃない!!!」
「…………あ、そうね。」
「ガババババババ!!!なんだお前人気者じゃねぇか!!」
「……あ、あはは…」
結局、3人でブロギーさんのお宅へ訪問することに。移動中、空中散歩してるみたいで楽しかった。思ったより多くの恐竜がいて、上から見ると可愛いね。